ハムスターの飼い方。毎日やるべき7つのこと、7つの必須アイテムについて解説。

飼い主さん
ハムスターの飼い方が知りたいな。必要なものとか基本的な飼育方法とか、ペットを飼ったことがない私でもわかるように解説してほしい!

この記事では、ハムスター飼い方を初心者でもわかるように解説します。

ハムスターは犬や猫と比べると、比較的飼いやすい動物。外を散歩をする必要もないし、ケージで飼うので家を汚される心配もありません。

ハムスターと暮らしてみたいと考え中の方は、参考にしてみてくださいね。

【記事の内容】

  • ハムスターの飼い方
  • ハムスターを飼う前に用意するべき7つのアイテム

ハムスターの飼い方

ハムスターの飼い方【毎日やるべき7つのこと】

まずは、ハムスターの飼い方から説明しますね。

飼い主さんが毎日やるべきことは7つです。

ハムスターを飼うのは大変?

「え、毎日7つもやるの!?大変じゃん…!」と思った方もいるかもしれませんが、そんなことないので安心してください。

犬のように毎日散歩をする必要もないし、最低限のお世話は20分程度で終わります。

獣医
ただし、飼うからには「命をあずかる」という責任が生じます

飼い方自体は比較的単純でラクですが、適当にやっていいわけではありません。

これから7つのやるべきことを説明しますが、ハムスターに対する愛情を持つことが何より大切。そこだけは忘れないでくださいね。

飼い主さんが毎日やるべき7つのこと

では、具体的な飼い方をみていきます。

飼い主さんが毎日やるべき7つのことは下記の通り。

  1. 決まった時間にお世話する
  2. 適切な食事を与える
  3. おやつは控えめに
  4. トイレのしつけ
  5. こまめに掃除する
  6. ハウスの温度管理
  7. 健康チェック
獣医
どんな感じでやればいいのか、少し詳しく解説しますね

決まった時間にお世話する

ハムスターのお世話は20時~22時の間で、なるべく決まった時間にするといいです。夜行性の動物なので昼間はほぼ寝ており、夕方くらいに起きて活動を始めます。

6:00~8:00 夜中に十分活動したハムスターは、明け方眠りにつく。
8:00~17:00 昼間は基本的に寝ている。ときどきご飯を食べたり運動したりすることもあるが、夜中ほど活発ではない。
17:00~19:00 夕方くらいに目覚め、活動を始める。
19:00~6:00 ハムスターが一番元気な時間帯。ご飯を食べたり、回し車で遊んだりする。

昼間にお世話をすると無理やり起こしてしまうことになり、ストレスの原因に。

ハムスターのタイムスケジュールに合った飼い方をすることが大切です。

適切な食事は健康維持に必須

フードを決まった時間に適切な量あげましょう。理想はかたいタイプのペレットです。

ハムスターの前歯は生涯伸び続けますが、かたいものをかじることで適度に歯が削れ、伸びすぎをふせぎます。

やわらかいペレットは歯の伸びすぎの原因になります

1日あたりのご飯の量は、それぞれのフードによってバラバラ。パッケージを見てよく確認しておきましょう。

1日に与える食事の総量が同じであれば、小分けにして与えても大丈夫ですが、その場合もできるだけ決まった時間にあげると良いです。

また、タネや野菜が一緒に入ったミックスフードも売っていますが、これはあげない方がいいです。ハムスターが好きなものだけ食べてしまい、栄養価の高いペレットを残しがち。

肥満や体調不良の原因にもなるので、ミックスフードは控えましょう。

おやつは控えめに

ハムスターにあげても大丈夫なおやつはけっこう限られているので注意が必要。おやつをあげるなら、下記のものにしましょう。

【野菜】

  • キャベツ
  • にんじん
  • サツマイモ
  • かぼちゃ
  • ブロッコリー

【果物】

  • リンゴ
  • イチゴ

【その他】

  • 減塩チーズ(ペット用)
  • 減塩にぼし(ペット用)
  • 無糖ヨーグルト
  • 小動物用ミルク
  • ゆでたささみ

ハムスターに必要な栄養素はペレットにすべて入っているので、基本的におやつは必要ありません

固いペレットが食べられないとき(妊娠中や体が弱っているときなど)には、上記のおやつを少量与えても大丈夫。

ただし、野菜や果物など水分が多いおやつの食べ残りは腐りやすいので、翌日には必ず捨てましょう。

トイレのしつけについて

トイレのしつけは無理してやらなくても大丈夫。正しい場所にトイレを置いて、あとは自然に覚えてくれるのを待ちましょう

ハウスの中にトイレを設置する時は、巣箱やフード入れから離しておくと良いです。

というのも、野生のハムスターは地面に巣穴をほって生活しますが、寝る部屋・食料の部屋・トイレの部屋を別々に作ります。

この習性を利用すると、決まった場所でトイレをするようにしつけることもできますよ。

ハウスはこまめに掃除する

ハムスターの飼い方でおろそかになりがちなのがハウスの掃除。毎日すべてを洗う必要はありませんが、こまめな掃除は大切です。

毎日やった方がいいのは次の4つ。

  1. トイレ砂の交換
  2. 床材の汚れた部分を捨てる
  3. 食べ残しを捨てる
  4. 水入れとフード入れを洗う

トイレ砂や床材はおしっこで濡れた部分を取り除き、その分だけ新しいものを補充するといった感じ。毎回全部変える必要はありません。

野菜や果物の食べ残しは腐りやすいので、翌日には確実に捨てましょう。ペレットは腐りにくいので、数日くらいなら置いたままでも大丈夫。

水入れとフード入れは汚れやすいので定期的に洗います。

以上4つが毎日やるお掃除です

これらに加えて、月1回を目安にハウスの大掃除をします。回し車やトイレ容器などを中性洗剤でよく洗い、床材を捨ててケージも洗います。

水滴が残っていると、汚れやカビの原因になるので、よく乾かしてからもとに戻します。

ハムスターは暑さや寒さに弱い

ケージ内の温度管理・湿度管理も飼い主さんがやるべき大切なこと。部屋の環境とケージ内の環境は若干異なるので、できることならケージの中に温度計・湿度計を設置するといいです。

ハムスターが快適に過ごせる温度・湿度は次の通り。

温度 18~25℃
湿度 40~60%

気温が10℃を下回ると野生のハムスターは冬眠しますが、ペットのハムスターは上手にできない子が多い。このため冬眠は命に関わります。

「疑似冬眠」と呼ばれる状態。命にかかわるので注意です

また、多少の寒さは床材にもぐったりすれば何とかなりますが、暑さはどうにもなりません。特に夏場の温度管理は徹底する必要があります。

電気代はかかりますが、エアコンやペットヒーター(小動物用の保温マット)の使用は惜しまずに。ハムスターにとって快適な環境を作ることも飼い主さんの重要なお仕事です。

遊ぶついでに体のチェックを

これまでお話してきた基本的な飼い方に加えて、定期的に体のチェックもしておくとよいです。病気やケガの予防につながります。

主なチェックポイントは次の通り。

  1. 目や耳の汚れ
  2. 歯が欠けてるor伸びすぎ
  3. ほお袋の腫れ
  4. 爪の伸びすぎ
  5. おしりの汚れ
  6. 皮膚の異常
  7. 体のしこり
  8. 元気がない
  9. 食欲がない
  10. うんち・おしっこが変な感じor出ない

上記10個の項目をチェックして、「なんかおかしいかも」と感じたら、近くの動物病院で診てもらいましょう。

なお、以下の記事でハムスターがかかりやすい病気と、主な症状について説明しています。合わせて読んでおくと、万が一の時も安心です。

ハムスターの飼い方を学んだら、グッズをそろえよう

ハムスターの飼い方を学んだら、グッズをそろえよう

絶対に必要なもの【7個】

  1. ケージ
  2. トイレ
  3. 回し車
  4. フード入れ
  5. 水入れ
  6. 巣箱
  7. 床材

それぞれの選び方について順番に説明していきます。

グッズの値段については次の記事で書いています。ハムスターを飼う前に一読しておくとよいですよ。

獣医
では、1つずつ見ていきましょう

ケージの選び方

ケージには金網タイプと水層タイプの2種類があります。暑い季節は、風通しがよく、湿気やにおいがこもらない金網タイプ。寒い季節は、保温性が高い水層タイプを使うといいです

また、ケージはハムスターの体に合ったサイズを選びましょう。

ゴールデンハムスター 縦30 × 横40 × 高さ25
ドワーフハムスター 縦25 × 横35 × 高さ20

少なくともこれくらいの大きさはほしいところ。ケージが小さすぎると運動不足・ストレスの原因になります。

ハムスターの体長や体重については他の記事で解説しているので、ここでは割愛。最適なサイズのケージを選びましょう。

トイレの選び方

トイレ容器は、ハムスターがすっぽり入るくらいの大きさにしましょう。また、屋根付きのトイレだとハムスターが落ち着いてトイレができます。

素材はプラスチック製あるいは陶器製がおすすめ。素焼きのトイレはおしっこが染み込んで雑菌が繁殖する原因になります。

回し車の選び方

回し車は、とにかく安全第一。穴が開いた回し車は、足を引っ掛けてケガの原因になるので選ばないようにしましょう。

また、回し車が小さすぎると危険です。例えば、ゴールデンにドワーフ用の回し車を使わせると、背骨が反りすぎて体に悪影響。

気持ち大きめの回し車を選んでおくと安心ですね。

フード入れの選び方

フード入れは陶器製でハムスター専用のものがいいです。家庭用の小皿でも代用できますが、安定しないのでフードをひっくり返してしまいます。

小動物用として、さまざまなサイズのフード入れが売っていますが、ハムスター専用のものを選びましょう。サイズが合わないと、深すぎて食べにくかったり、フード入れの中に入ってしまうため不衛生。

水入れの選び方

ボトルタイプの給水器を使いましょう。お皿に水を入れて与える人もごくまれにいますが、ハムスターが濡れてしまうのでやめた方がいいです。

巣箱の選び方

体がすっぽり入る狭くて暗い場所があると、ハムスターは落ち着きます。おすすめは陶器製の巣箱

巣箱はハムスターの寝床にもなります

木製の巣箱はハムスターがかじることで歯の伸びすぎを防げるというメリットも。ただ、おしっこが染み込んでしまいあまり衛生的でないので、汚れたら買い替える必要があります。

プラスチック製の巣箱は壊れやすいので危険。ハムスターがかじったときに破片を飲み込んでしまう可能性があるので、避けた方が無難です。

床材の選び方

市販のウッドチップまたはペーパーチップがいいです。

新聞紙やキッチンペーパー、ティッシュなどでも代用できますが、床材を食べる癖がある子にはおすすめしません。胃腸に詰まらせてしまう危険があります。

あると便利なグッズ【3個】

ここからは、必須ではありませんがあると便利なグッズを紹介。

  1. 保温マット(ペットヒーター)
  2. 温度計・湿度計
  3. はかり(キッチンスケール)

これかはハムスターの健康管理に役立ちます。

保温マット(ペットヒーター)

ハムスターは寒さに弱く、気温が10℃を下回ると命の危機に。

寒い季節などは、ケージの下に保温マット(ペットヒーター)を敷き、床材を少し多めにするといいです。

一つ注意点として、ケージの下全体に保温マット敷いてしまうと、万が一暑くなったときに逃げ場がなくなってしまいます。基本的には、巣箱の下だけ敷いておけば大丈夫。

温度計・湿度計

ハムスターは気温や湿度の変化に敏感で、急激な変化は体調不良の原因になります。

記事の前半で紹介した、適切な温度と湿度を保ちましょう。

18~25℃、40~60%だったね!

特にジャンガリアンハムスターは暑さに弱いので、夏場は注意が必要です。

はかり(キッチンスケール)

ハムスターの体重をはかったり、フードの量をはかるときに使います。特にフードは毎回適切な量をあたえましょう。

ペットフードを目分量で与えるのはNG。小さな誤差が積み重なって、肥満や痩せすぎの原因になります。

1g単位で量れるはかり(キッチンスケール)を1つ持っておくと便利。

ハムスターの飼い方まとめ

ハムスターの飼い方まとめ

ハムスターの飼い方について紹介してきました。簡単にまとめます。

【飼い主さんが毎日やるべき7つのこと】

  1. 決まった時間にお世話する
  2. 適切な食事を与える
  3. おやつは控えめに
  4. トイレのしつけ
  5. こまめに掃除する
  6. ハウスの温度管理
  7. 健康チェック
【必要なもの7つ】

  1. ケージ
  2. トイレ
  3. 回し車
  4. フード入れ
  5. 水入れ
  6. 巣箱
  7. 床材

飼い方自体は単純なので、あとは愛情を注ぐことをお忘れなく。