こんな悩みを解消します。
- ハムスターの元気がない4つの原因
- ハムスターが元気ないときの対処法
「うちの子、1日中寝てばかりで元気ない…」
自分の飼っているハムスターがこんな状態になっていたら、誰だって心配になりますよね。この記事では、ハムスターがぐったりする4つの原因とその対処法について説明します。
必ずしも病気とは限らないので、よく見極めることが大切です。
ハムスターの元気がない原因として考えられること
ハムスターが元気ないときに考えられる原因のは主に次の4つ。
- そもそも昼間は寝る時間
- 何らかの病気にかかっている
- ケージ内が暑すぎる/寒すぎる
- 飼い方が悪い
そもそも昼間は寝る時間
まず前提として、ハムスターは夜行性の動物。昼間は眠り、夜になると活動を開始します。人間と真逆の生活ですね。
日中、ハムスターが元気ないのは当然のことで、人間が深夜に元気ないのと一緒です。
単純に眠いだけかもしれないので、夜になったらもう一度様子を見てみましょう。
何らかの病気にかかっている
昼間に元気ないのは割とよく見られる光景ですが、夜になってもぐったりしている場合は、体の調子が悪いのかも。
もともと野生のハムスターは弱ってると捕食者に狙われるため、病気を隠そうとする性質があります。ただし、これにも限度があって、我慢しきれなくなると食欲不振・元気消失などの症状があらわれます。
1日中ご飯を食べない、水を飲まないなどの症状は病気が進行している合図ですので、早急な対応が必要です。
ケージ内が暑すぎる/寒すぎる
ハムスターは温度変化に敏感な動物。体温調節能力があまり高くなく、快適に過ごせる「適正温度」の範囲もせまいという特徴があります。
人間のように服で調節したり、温かいもの・冷たいものを選んで食べることもできないので、飼い主さんが温度を管理してあげなければなりません。仕事や学校で家を空けるときは特に注意が必要です。
飼い方が悪いとストレスもたまる
正しい飼い方をしないと、ハムスターにもストレスがたまり、これが活力を奪う原因に。
ケージ内の不衛生、飼育環境の大きな変化などはストレスを増加させます。飼いはじめや、慣れない場所へ連れて行くときはストレス対策をしてあげましょう。
ハムスターが元気ないときの対処法
ハムスターが元気ないとき、飼い主さんにできるのは次の4つ。
- 夜に様子を見てみる
- 病気の症状がないかチェックする
- ケージ内の温度管理を徹底する
- ハムスターの飼い方を見直す
順番に解説します。
夜に様子を見てみる
記事の前半でも述べましたが、ハムスターは夜行性の動物。夕方に起きて、夜に活動し、朝になると眠ります。
ハムスターが活発になりはじめる18時くらいにもう一度様子を見てみましょう。日中、元気がなかった子も、夜になると活発に動きだすことが多いです。
それでも元気がない場合は、これから説明する3つのことを確認してみてください。
病気の症状がないかチェックする
ハムスターの元気がないとき、真っ先に頭をよぎるのが病気のこと。夜になっても元気がない場合は、何らかの症状がないかチェックすべきです。
ハムスターがかかりやすい病気とその症状については『ハムスターがかかりやすい病気一覧【症状から病気を推測しよう】』という記事にまとめたので参考にしてみてください。
この記事のチェックリストで一つでもあてはまれば要注意。すぐに獣医さんに診てもらいましょう。
ケージ内の温度管理を徹底する
ハムスターが過ごしやすい温度は18~25℃くらい。この温度を維持するコツは、温度計、エアコン、ペットヒーターなどを上手に使うこと。
ただ、一つ注意点があって、それは部屋の温度とケージ内の温度は異なるということ。金網ケージを使っている場合は気にしなくても大丈夫ですが、水層ケージを使っている場合は少し注意が必要。
水層ケージ内に温度計を一つ入れておくと、リアルタイムでチェックできるので安心です。
ハムスターの飼い方を見直す
意外と多いのが、誤った飼い方をしていること。ハムスターは人間の言葉を話すことができないので、間違いを指摘してくれません。
ここでは省略しますが、『ハムスターの飼い方。毎日やるべき7つのこと、7つの必須アイテムについて解説。』という記事を参考にしてもらえると、基本的な飼い方は大丈夫。はじめてハムスターを飼う人向けに具体的なやるべきことを説明しているので、参考にしてみてください。
ハムスターが元気ないときは、慎重に対応しよう
今回は、ハムスターの元気がないときの原因と対処法について説明しました。
- 夜になっても元気ないのは要注意
- 病気の症状がないかチェック
- 適切な温度管理
- 飼い方を見直す
飼い主さんができるのはこの4つ。それでも元気がないときは、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。