
こんな疑問に答えます。
本記事では、室内飼いのワンちゃん向けに熱中症対策を紹介。
15個すべてをやる必要はないですが、知っておくといざというときに役立つはず。
どれも簡単で今日からできるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
熱中症対策➀:生活環境を整える
室内犬で家にいる時間が長いからこそ、生活環境を整えることはとっても大事。
愛犬が快適に暮らせる環境をつくりましょう。
- エアコンは24時間つけておく
- 気温と湿度の管理は高さがポイント
- 部屋の空気を循環させる
- 日中はカーテンを閉めておく
- クールマットを用意する
順番に説明しますね。
エアコンは24時間つけておく
犬種にもよりますが、室温が23~25℃程度になるように設定するとよいです。
夏場は部屋の温度も上がりやすいので、エアコンは24時間つけっぱなしがおすすめ。
エアコンと同時に除湿器も使い、湿度は50%前後を目安に調節しましょう。
気温と湿度の管理は高さがポイント
同じ部屋の中でも、人がいる高さと、犬がいる床の近くでは温度も湿度も異なります。
飼い主さんが快適だからといって、ワンちゃんも気持ちよく過ごせるとは限りません。
温度計や湿度計は床から30cmくらいの高さに設置しておきましょう。
部屋の空気を循環させる
エアコンをつけたとしても、部屋全体が冷えるまでには時間がかかります。
特に冷たい空気はエアコンの下にたまるので、なかなか広がってくれないんですよね。
そんなときは、扇風機やサーキュレーターを使うと効率よく冷やせますよ。
サーキュレーターを使うことで、電気代を節約できるというメリットも!
日中はカーテンを閉めておく
夏の日差しは犬にとって脅威です。
犬がいる部屋だけでもいいので、日中はカーテンを閉めておきましょう。
ハウスやベッドを窓辺から遠ざけることも、熱中症を防ぐためには有効な手段。
クールマットを用意する
犬用ベッドはモコモコして寝心地が良いですが、夏には暑すぎる素材のものも。
夏用ベッドとして、クールマットも1つ用意しておくと良いですね。
最近では、触るとひんやりする接触冷感素材を使ったベッドもあります。
いま使っている犬用ベッドとは別のところにクールマット置いておくと、愛犬が好きなときに好きな方を使うことができて快適に過ごせますよ。
停電に備えた対策も忘れずに!
エアコンや除湿器、サーキュレーターをつけたとしても、ゲリラ豪雨などで停電する危険性もゼロではないです。
留守番中の愛犬の様子をチェックできるようにしておくなど、何かしらの対策をしておきましょう。
熱中症対策➁:水、食事を工夫する
気温が高い日は、そうでないときに比べて水分を失うのが早くなります。
さらに、夏バテすると食欲がなくなることも。
体の中から熱中症を予防することも大切です。
- 水は2か所以上に置く
- 飲水量を把握する
- 食欲を保てるような工夫をする
順番に説明します。
水は2か所以上に置く
愛犬がいつでも水を飲めるように、飲み水はハウスや廊下、他の部屋など2か所以上に置きましょう。
また、夏場の水は腐りやすいので、こまめに変えることも大切。
氷を入れて冷たくするのもおすすめですよ。
飲水量を把握する
水分の喪失が早い夏場は、飲水量の管理が重要。あらかじめ計量カップではかっておくと管理しやすいです。
なかなか水を飲んでくれない場合は、犬用ミルクなどを与えても。
それでも水を飲まないときは、ごはんをウェットフードに切り替えるのもあり。
食欲を保てるような工夫をする
犬も人と同じで、夏バテすると食欲がなくなります。
ごはんを食べないと体は弱る一方ですから、食欲をキープする工夫が必要。
どうしても食べてくれないときは、犬用ふりかけなどを活用して、食欲を刺激してあげましょう。
ただし、使いすぎるとふりかけなしでは食べなくなる可能性も。
ときどき使う分には問題ないですが、使用頻度には注意してくださいね。
熱中症対策➂:散歩で気をつけること
外に出るだけで熱中症のリスクは高まります。
お散歩の際は熱中症に備えた対策を。
- 散歩するなら早朝か夜
- 日かげを選んで歩く
- 熱中症対策グッズを持っていく
順に解説します。
散歩するなら早朝か夜
気温や湿度が高いと熱中症の危険度が高まります。
犬の散歩は比較的涼しい早朝あるいは日没後に行きましょう。
また、夏場のアスファルトは熱くなりがちなので、肉球をやけどする危険性も。
お散歩前に地面を触って、熱さを確認しておくと安心ですね。
日かげを選んで歩く
日なたと日かげは温度も異なるので、なるべく涼しい場所を選んでお散歩しましょう。
太陽の光があたっている場所は気温が高く、たとえ短時間でも熱中症になる可能性があります。
日かげが多いお散歩コースを事前に探しておくといいですね。
熱中症対策グッズを持っていく
ほんの数分の外出でも、熱中症対策グッズは忘れずに。
というのも、重度の熱中症はかかってから命を落とすまでの時間が非常に短いため。
水を入れたペットボトルと、水をかけて犬の体を冷やすためのタオルを持っていきましょう。
熱中症対策➃:車でお出かけは細心の注意を
夏場の車内は非常に危険。残念なことですが、命を落とす子も少なくありません。
夏に犬と車でお出かけする際は、細心の注意を!
- 犬だけを車内に残すのはNG
- エアコンは温度を低めに設定する
- 急を要しない外出は控える
- お出かけ先の動物病院を調べておく
順に解説しますね。
犬だけを車内に残すのはNG
夏場の車内は一瞬で気温が上がります。
悲しいことに、熱中症による死亡事故も毎年ゼロではありません。
たとえ日かげであっても、犬を車内に残しておくのは絶対にやめましょう。
エアコンは温度を低めに設定する
車のエアコンは温度設定を低めにしておくと良いです。
というのも、車の窓から日が差し込むと車内の温度が一気に上がってしまうため。
また、犬が後部座席にいる場合は、愛犬がいる場所の温度を基準に確認しましょう。
急を要しない外出は控える
どんなに気をつけたところで、夏場の車内が危険であることに変わりありません。
お出かけ先で事故に合う可能性もゼロではないですからね。
特に気温が高い日は、なるべく外出を控え、家の中で遊ぶことをおすすめします。
お出かけ先の動物病院を調べておく
とはいえ天気の良い日は旅行したりドッグランに行きたくなりますよね。
その気持ち…わかります(^^;)
そんな時は、お出かけ先の動物病院を事前に調べておきましょう!
- 動物病院の住所
- 電話番号
- 診察時間
- 休診日
最低でもこれくらいはメモっておくと心強い。
熱中症が治るかどうかはスピード勝負なので、必ずチェックしてくださいね。
犬の熱中症対策まとめ
気温が上がる夏の時期、熱中症のリスクがゼロになることはほぼあり得ません。
できる限りの対策をして、愛犬が快適に過ごせるようにサポートしてあげましょう。
なお、次の記事で熱中症のリスクを判定することができます。2~3分で出来るので、ぜひやってみてくださいね!