「猫は魚が好き」はウソ!?その理由を解説。

「猫は魚が好き」はウソ!?その理由を解説。

猫といえばお魚!みたいなイメージを持つ人は多いですが、実は猫ってそこまで魚が好きじゃないんです。それどころか、何も考えずに猫に魚を与えるのは非常に危険。では、なぜこのようなイメージが出来上がったのでしょうか?

本記事では、好き」という固定観念ができあがった理由を解説。さらに記事の後半では、正しい魚のあげ方についても紹介しています。お魚好きの猫を飼っている方は、参考にしてみてくださいね。

【記事の内容】

  • 「猫=魚」のイメージはどこから来たのか
  • 猫に魚をあげるときの注意点

猫は魚が好きなわけではない

猫は魚が好きなわけではない

「猫は魚が好き」というイメージをお持ちの方は多いですが、これは半分ウソ。

猫はネズミのような小型哺乳類を捕食する動物であり、二次的に鳥、爬虫類、昆虫なども食べます。草を除いては、植物性の食物はほとんど口にしない真性肉食動物。

猫は魚が大好物というわけではなく、あくまでも「肉がなければ、魚を食べる」くらいの程度。

じゃあ、どうして「猫=魚」のイメージなのか?

では、なぜ「猫といえばお魚」というイメージが根強いのでしょうか?これには、日本独自の文化が大きくかかわっています。

日本独自の「お魚文化」

日本は海に囲まれた島国で、昔から魚を食べる習慣がありました。日本人が日常的に肉を食べるようになったのは明治時代に入ってから。それ以前は、主に魚をタンパク源としていました。

キャットフードが広まったのは1980~1990年頃ですが、これより昔は猫も人間と同じものを食べていました。つまり、猫にとっても魚は貴重なタンパク源だったわけです。このような背景もあり、「猫=魚を食べる動物」というイメージがつきました。

超人気テレビアニメの影響

「お魚くわえたどら猫~♪」という曲があまりにも有名ですよね。

『サザエさん』は世界で最も長く放映されたテレビアニメであり、2019年には放送50周年を迎えギネス世界記録にも認定。日本人なら、誰もが一度は聞いたことのあるこの曲の影響もあって、「猫=魚」のイメージが浸透していきました。

猫に魚をあげるときの注意点

猫に魚をあげるときの注意点

猫が魚を食べることもあるのは間違いないですが、何でもいいというわけではありません。家で猫に魚をあたえるときは、次の3つに注意する必要があります。

  • 青魚は避ける
  • 骨を取り除く
  • 味付きの魚は避ける

青魚は避ける

イワシ、サバ、アジ、カツオ、マグロなどの青身の魚にはビタミンB1(チアミン)を破壊するチアミナーゼが含まれています。生のまま大量に与えるとビタミンB1欠乏症を引き起こし、神経障害、運動失調などの症状が現れる恐れが。

また、青魚には不飽和脂肪酸が多く含まれ、これを摂りすぎると汎脂肪織炎という病気になります。

【猫の汎脂肪織炎とは?】
脂肪組織炎、黄色脂肪症、イエローファットとも呼ばれる。マグロやイワシの缶詰など、不飽和脂肪酸含有量の多い食事を摂りすぎると発症する。症状は発熱、食欲不振、貧血など。患者動物は触られたり、自ら動いた際に激しい痛みを示す。総合栄養食のフードに変更しビタミンEを補充することで治療する。
青魚はリスクが高いので、与えない方が無難です

骨を取り除く

猫は魚の骨を綺麗に取り除くことができないので、間違って飲み込んでしまうことがあります。喉の奥に骨が刺さると手術しなければなりません。

特に子猫や高齢の猫の場合、手術に伴う麻酔は大きな負担になるので、魚は食べさせない方が安心。

味付きの魚は避ける

味付きの魚を食べると塩分過多になる可能性大。人間用に味付けされた食用の魚は、たとえ少量でも猫にとっては必要量以上の塩分摂取になります。

そもそも魚は与えない方がいいですが、与える場合は味付けされていない魚にするべき。

まとめ:「猫は魚が好き」は日本の文化

本記事を簡潔にまとめると、次のような感じ。

【猫は魚が好きというイメージが根強い理由】

  • 日本独自の「お魚文化」
  • 人気アニメの主題歌の影響
【猫に魚をあげるときの注意点】

  • 青魚は避ける:病気を防ぐため
  • 骨を取り除く:のどに刺さるから
  • 味付きの魚は避ける:塩分過多を防ぐため

猫は魚が好きなわけではありません。リスクもあるので、もっとおいしくて健康にもよいキャットフードを与えましょう。