こんな悩みを解消します。
- 猫の目やにが増える原因
- 目やにの取り方を解説
ペットの目やにってどうしたらいいのか分からないですよね。
毎日拭いた方がいいのか?
毛のかたまりはどうしたらいいのか?
目やにを出さない秘訣はあるのか?
この記事では、猫の目やにが出る理由と、おうちで簡単に目やにをとる方法を紹介します。意外と知られていないポイントもいくつかあるので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
猫の目やにが増える原因とは?
目やにとは目から出る分泌物のこと。眼脂(がんし)、目垢(めあか)などと呼ばれることもあります。ムチンを主成分とする粘液に細胞や老廃物、ほこりなどが混じってできています。
猫の目やにが増える原因はさまざま。目のケガや病気で増えることもあれば、体調不良が原因で増えることもあります。また、たとえ病気でなくても多少の目やには出ます。これは人間もそうですよね。
つまり、目やにが出ているからといって病気とは限りません。「いつもと比べて増えたかどうか?」という点に注目することが大事です。
猫の目やにを心配する飼い主さんは多い
とはいえ、目やにを気にする飼い主さんは多いのが現状。以下の調査は、猫の飼い主さんがペットの健康管理でどんなことに気をつけているかを調査したもの。
目やにケアは「ブラッシング」「爪とぎ・爪切り」に次いで第三位となっています。
※みんなどうしてる?フードは?保険は?ペットの健康管理アンケートより
猫の目やにを気にする飼い主さんは多いです。このようなアンケート調査でも必ずといっていいほど上位にきます。
猫の目やには色に注意!
そんな、目やにが気になる飼い主さんはどうしたらいいのか?すぐできる目やにケアとして、色を確認してみましょう。
目やにの原因を色から推測してみる
- 茶色や薄茶色なら普通
- 白っぽいと外傷性
- 涙を伴うとアレルギー性
- 黄色から黄緑でねばつく目やには猫風邪や肺炎を伴うマイコプラズマの可能性あり
茶色や薄茶色の目やには生理的なもの。「目やにの量が異常に多い」という場合を除けば特に問題ありません。健康な猫でもよくみられます。
気をつけたいのは黄色から黄緑でねばりけのある目やに。猫風邪やマイコプラズマ肺炎だと猫の健康状態がすでに悪化している可能性が高いです。特に3か月未満の子猫は衰弱が早いのですぐに診察を受けるべき。
涙目になってたら「流涙症」かも
目やにが出ているだけでなく、猫が涙目になっていたら流涙症かもしれません。流涙症の原因は大きく2つ。
- 角膜炎や結膜炎で涙の分泌が多くなる場合
- 涙小管や鼻涙管が狭くなって涙が鼻に排出されず外に流れる場合
流涙症の治療法は原因により異なります。場合によっては全身麻酔による手術を行うこともありますが、適切な治療を行うことで治る病気です。
猫は悲しくて涙を流すわけではない
猫が悲しくて涙を流した、という話をたまに聞きますが、猫の涙は感情によるものではありません。何らかの疾患によって目からあふれ、外に流れ出ます。
短頭種は涙やけが多い
ヒマラヤンやペルシャなどの短頭種では、涙が鼻に排出されにくいという特徴があります。涙はまぶたの外へ出て目元の毛を汚す原因に。
この汚れが溜まってくると涙やけとなって目元の毛が変色してしまうのです。目やにと涙やけは似ていますが別物。
猫の目やにの取り方
- 猫の背後からそっと近づく。正面から近づくと猫は警戒する。
- お湯で湿らせたガーゼやコットンでやさしく拭き取る。デリケートな部分は綿棒で。
- けっして乱暴に拭き取らないこと。少しずつそっと拭く。
- 人間用のウェットティッシュは使わない。アルコール分が入っており、皮膚がただれたりする。目に入ると危険。ペット用の目やに取りシートが販売されている。
目やにが乾いてこびりついているとなかなか取れませんが、素手で無理やり取ろうとするのはやめましょう。猫の目を傷つけてしまうおそれがあります。
温かいお湯でふやかしてからやさしく拭き取ってあげましょう。もし、どうしても取れない場合は、動物病院またはトリミングに行った際に取ってもらうとよいですよ。
猫の目やにの原因と取り方まとめ
今回の記事を簡単にまとめます。
- 健康な猫でも目やには出る
- 目やにの色から猫の体調を推測することが大事
- ペット用の目やに取りシートなどでやさしく拭き取る
猫の体調と目の様子は深く関係しています。目やに、涙やけ、瞬膜など、気になるところがあれば近くの獣医さんに診てもらいましょう。
では、今回は以上です!ありがとうございました。